このマンガのストーリーは、魔法に憧れる少女ココが、ある魔法使いに出会ったことで、運命が一転する物語です。
魔法使いものと言っても、どんな感じのストーリーなんですか？
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【作品概要】とんがり帽子のアトリエ
| 作者 | 白浜鴎 |
|---|---|
| 出版社/掲載誌 | 講談社/月刊モーニングtwo |
| 発表期間 | 2016年〜 |
| 巻数 | 既刊5巻（2019年5月） |
| ジャンル | ファンタジー（魔法） |
| 主な受賞 | 2018年第13回全国書店員が選んだおすすめコミック一般第1位 |
| ほっこり癒される判定 | |
| 絵が可愛い判定 | |
| ファンタジー判定 | |
| 総合評価 |
DEFUGAMIのチェックポイント
最新コミックも600円分無料で読める＜U-NEXT＞今作『とんがり帽子のアトリエ』の著書、白浜鴎先生は東京藝術大学デザイン科を卒業した、経歴の持ち主です。
表紙からも分かるように、背景から人物描写まで、一本一本の線が繊細で細かく、絵画の中を覗いているような印象があります。
- マンガとわかっていながらも、魔法の世界に奥行きを感じる。
- 今までの魔法の仕組みとは違うことに、思い切りの良さを感じる。
- コマ割りの背景が繋がっていて、独特の表現がされている。
- どのコマも、絵画のよう。
- 登場人物の心情を表現する、絵の余白とシーンのタイミングが絶妙。
とんがり帽子のアトリエはこんな人にオススメ
どんな人に、おすすめなマンガですか？
- 魔法がテーマになっている、映画や小説、マンガが好き。
- 透明感のある絵のマンガを読みたい。
- ストーリーに、奥行きを感じるマンガを読みたい。
- ジブリの映画が好き。
今作のマンガは、ジブリのように喜怒哀楽が明確に表現され、雰囲気も『外国にジブリがあれば、このようなイメージになりそう』という印象があります。
あらすじ｜ジブリのようなワクワク感のある魔法の世界
ココは幼い頃に、謎の魔法使いと出会ったことで、人一倍魔法に憧れていました。
主人公の少女、ココが住む世界では、魔法使いは誰でもなれる職業ではありません。
魔法使いとしての才能を、持って生まれた人だけです。
そして、魔法を予め様々なモノにかけておくことで、世界には魔法が溢れていました。
主人公ココと魔法使いキーフリーの出会い
魔法に憧れるココの日常は、普段は母の仕立て屋や、お手伝いをして過ごす毎日です。
魔法使いキーフリーは、ココの仕事ぶりを見て、「魔法だ」と言って褒めます。
褒められたココはと言うと、『魔法はもっと素晴らしいモノ』だと力説し始め、キーフリーはココの必死さに、微笑ましさを感じ理由を聞きました。
その魔法使いのおかげで、ココは魔法が素敵で綺麗なものだと、初めて知ったそうです。
二人が話し込んでいると、ココの店先で、大きな音が鳴ります。
なんと、お金持ちのお客さんたちが乗ってきた羽馬車を、近所の子供たちが壊してしまいました。
ココの母が出てきて、お客さんたちに謝るものの、「羽馬車がないと帰れない」と怒ります。
そこで魔法使いキーフリーは、魔法で羽馬車を修理することを、ココの母やお客さんたちに提案します。
ココの母は、娘の興奮に押し切られた形で、魔法使いキーフリーに、修理を依頼することにします。
魔法が溢れる世界の『魔法の秘密』とは？
キーフリーは、ココに修理している間、誰も部屋の中を覗かないように、見張り番を頼みました。
キーフリーさん、抜けてますね…。
案の定ココは、キーフリーが、魔法を使う姿を見てしまいます。
そして、『魔法をかけるにはどうすれば良いのか』という、魔法の重大な秘密を知ります。
魔法の知れば、使いたくなるのは、当たり前です。
ココは、魔法の秘密を知った晩、実際に挑戦してみます。
魔法の秘密『どうやって魔法をかけるのか』、その方法を魔法使い以外が知ると、その者の記憶を消すことが、魔法使いの間で密かに決まっていました。
魔法の修行もしていないココは、どんな危険があるかも知りません。
しかし、まだ幼く好奇心いっぱいのココは、ある魔法を行ったことで、母を失ってしまいます。
間一髪のところで、魔法使いキーフリーは、ココを助けることに成功しました。
ココは、記憶を消さず、『母を助けるために、魔法使いの弟子にしてほしい』と嘆願します。
続きは本編で楽しみます。
DEFUGAMIの感想｜アニメでこの世界が見たい！
何と言っても、絵のクオリティが高いこともあり、より『とんがり帽子のアトリエ』の世界観の奥行きが伝わります。
作者の白浜鴎先生の、スタイルなんでしょうか。
一貫して、丁寧な描写は変わりませんが、ストーリーのタメ（余韻）の部分は、程よく絵の細かさが抜かれているので、くど過ぎず読みさすさがあります。
主人公の見習い魔法使いココが、わずかな魔法の知識を元に、トラブルに対応する姿には、思わず応援したくなり、これからの成長に期待感が募りました。
そして、ココの先輩見習い魔法使いたちも、一人一人の表情を始め動作まで個性的で、1巻以降にどのような魔法使になっていくのか、非常に楽しみです。
【お知らせ】本日発売のモーニングtwoに『とんがり帽子のアトリエ』第14話が掲載されています。2巻もおかげさまで好評発売中！ちょっと気になってる方のために、登場キャラクターの簡易説明を描きました。本誌もぜひよろしくね
第2巻はこちら→https://t.co/WxA2cuytrj pic.twitter.com/UQgqPMnU1u— とんがり帽子のアトリエ5巻5/23発売・白浜鴎 (@shirahamakamome) 2017年9月22日
その際は、原作のマンガの、素朴さや緻密さが、どこまで再現されるのかが、不安でもあり期待する部分になるでしょう。
期待します。
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